株式投資をしていますか?
日本株の上昇が連日ニュースになり、投資をされていない方の中でも、気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
連日高値が続くと、早く買っておけばよかった、もう遅い、そろそろ下落するのではという恐怖感も出てきて、安くなってから買おうと思われるかもしれません。しかし実際に安くなる=下落すると、もっと下がるかもしれないと思い、またなかなか買えないのが株です。
そんな方におすすめなのが、投資信託の分散投資です。
投資信託は、投資のプロが選んだ株式や債券などを組み合わせてひとつの商品にしたものです。
毎月定額で購入することで、今後株価が下がった時には、安い株価で購入できることになり購入単価を下げることができます。さらに価格が安いので、多い口数を購入することができ、上がった時にそれだけ利益を乗せることができます。(正確には価格ではなく基準価額といいます)
つまり、基準価額の下落は、長期投資家にとっては、むしろチャンスとも言えるわけです。
この手法は、ドル・コスト平均法と言われています。
例えば1年間に投資信託に使えるお金が12,000円あるなら、一括で12,000円分購入するのではなく、毎月1,000円分を積み立て購入した方がいいということです。
安く買って高く売るのが株式トレードの基本ですが、買いたい時が安いかどうか、買う時は分かりません。積み立て分散投資なら、始めたい時が始める時と言ってもいいと思います。
さらに投資信託での積み立ては、複利の力を使うことができます。複利の力とは、配当金(投資信託の場合、分配金といいます)を購入代金にあてることによって、毎月の積立金プラスアルファ分を購入できるため、さらに資産が積みあがるというものです。
商品の選択
投資信託を始めてみたいと考えた場合、次は投資信託の中の商品の選択です。
インターネットの証券会社などの投資信託一覧などで、次の条件から探してみましょう。
投資信託には2つの種類があります。
・インデックスファンド(パッシブファンド)
代表的な市場の指数に連動した成果を目指す投資信託です。代表的な指数には、日本の場合、毎日ニュースで報道される「日経225」や、東京証券取引所に上場している幅広い銘柄の株価を指数化した「TOPIX(トピックス)」があります。
インデックスファンドは、基準価額が指数と同じような上昇、下落チャートを描くように、指数構成銘柄で構成されています(機械的に、指数と同じ株を買っている)。
アメリカの「ダウ」や「S&P500」「NASDAQ」指数を基準とする投資信託もあります。
・アクティブファンド
運用会社やファンドマネージャーが選んだ銘柄で構成された投資信託で、インデックスファンド以上の収益を目指しています。ファンドによって、成績に違いが現れます。
申込手数料、解約手数料
無料のところが増えています。
信託報酬
投資信託の運用手数料です。インデックスファンドは低め、調査や銘柄の入れ替えなどにコストがかかるアクティブファンドは、インデックスファンドに比べて高めとなります。
トータルリターン
利益です。
銀行に勧められる投資信託を買ったが損を出した、と聞くことがあります。
それはたぶん、銀行は「自分の売りたい商品をお客様に売りつけた」からではないでしょうか。銀行が強く勧めるのは、営業マンにとって都合のいい、利益の出る商品だからかもしれません。
インターネットで株価チャートを検索して、長期で表示してみてください。日本株でも右肩上がりになります。つまり、本来マイナスにはならないはずなのです。
よく言われていることに、株式投資を始めると、経済を意識するようになったということがあります。
そんなことあるかな?と思っていましたが、実際に私自身投資を始めてから、経済ニュースに限らず、ニュースに対して意識が強くなりました。
例えば最近、月への着陸で話題になったiSpaceは、同時期に株式上場しました。投資家の中には、iSpaceという会社の存在を、ニュースの前から知っていた方も多いと思います。
街を歩いていて、ビルのテナントの表示を見て、あのベンチャー企業はここのビルに入っているんだ、と気が付くこともあります。ニュースを見ていて、このニュースはあの企業の株価に影響するかもしれない、などと考えるのも面白いものです。
日常生活ではつながりのなかった企業のことを知ることができるのも、おもしろいです。
投資信託なら毎月1,000円程度から始められます。趣味としても、気軽に始めてみてはいかがでしょうか。
ひふみ投信について
ここからは、投資信託の中の商品のひとつ、ひふみ投信のご案内です。
私は投資信託の「ひふみ投信」という商品に、毎月積み立て投資をしています。
ひふみ投信を運営する「レオス・キャピタルワークス」とはこんな会社
会社の理念として「資本市場を通じて社会に貢献します」と謳っています。
自分が儲かれば、投資先が潰れても構わないくらいの投資をするファンドがあります。いわゆる「物言う投資家」です。それとは対極的な理念で、会社を運用されています。
日本や海外の成長企業に投資します
「お客様からお預かりした資産を、日本や海外の成長企業に投資することでお客様の長期的な資産形成を応援するとともに、日本の未来に貢献します。」
昔から日本で経営してきた企業が、外資に買われることがあります。例えば最近では、シャープや半導体関連企業などがそうです。そのことについて、ひふみ投信の社長兼会長で最高投資責任者である藤野英人氏は次のように言っています。
「日本の世界最高レベルの技術が海外に流出してしまうってもったいないですよね。日本は個人金融資産が1700兆円もある国で、そのごくわずかを動かすだけでそういった技術の海外流出を防げるのです。だから私は今はファンドサイズが小さすぎてそういう会社に影響力を与えられない現状を残念に思っています。もっと運用資金が増えれば本当は大型株に対して成長を促すような存在にもなりたいのです。」
引用 マネックス証券ホームページから(2017年6月13日配信)
日本の企業に投資をすることで、日本が元気になる。それは当然、我々の毎日の生活に還ってくることになります。
さらに、このファンドがいいなと私が思っていることは、顔が見える運営をしているということです。
藤野社長をはじめ、ファンドマネージャーのみなさんが顔と名前を出して、「私はこうしたい」、「こう思っている」と発信され、意思のある投資をしています。
年1回のアニュアルミーティングでは、多くの運用担当者が壇上に上がり、自分の考え方を話します。質問もできます。私も会場で質問したことがあります。
毎月、ひふみアカデミーという運用報告会をYouTubeなどで配信しています。
毎日、YouTubeで市況の解説をしています。
コロナで全体の株価が大幅に下落した際には、緊急配信もありました。
設立メンバーはこのように話されています
藤野氏:お客様のことを考えた良い運用会社、良いファンドを作るには、ファンドの運用者である自分で運用会社を創って、自分達でブランディングしなきゃいけない
湯浅氏:自分たちでビジョンを持って企業に投資するためには、自分たちで会社を立ち上げて、自分たちでルールを決めて、お客様にも僕たちの投資のイメージを伝えながら投資をしていくしかない。
五十嵐氏:証券会社で働いていた頃に、ノルマを達成するために金融商品を売る体質を目の当たりにして、これはお客様のためになっていないんじゃないかなぁと思うことがあった。その頃から「業界を変えたい」という想いをずっと持っていたんだ。
引用 レオス・キャピタルワークス ホームページから
なにより、いつ見てもここの社員の方達は楽しそうなんです。それで私はこの会社の投資信託を積み立てています。
上記の条件では、ひふみ投信の場合
アクティブファンド
申込手数料、解約手数料 無料
信託報酬 年1.078%(税込)
基準価額 2008年10月1日 10,000円 ➡ 2023年6月23日 61,906円
「ひふみ投信」はファンド設立以来の基準価額は5倍を超えています(2022年12月末時点)。
「R&Iファンド大賞2022」では、投資信託10年国内株式コア部門優秀ファンド賞を受賞。
(投資信託10年部門でひふみ投信は4年連続の受賞)
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