徳川家康
人の一生は、重荷を負うて、遠き道をゆくがごとし
急ぐべからず
勝つことばかり知りて、負くること知らざれば、害その身に至る
堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え
大事を成し遂げようとするには、本筋以外のことはすべて荒立てず、なるべく穏便にすますようにせよ
世におそろしいのは、勇者ではなく、臆病者だ
戦いでは強いものが勝つ。辛抱の強い者が
いくら考えても、どうにもならぬときは、
四辻へ立って、杖の倒れたほうへ歩む
決断は、実のところそんなに難しいことではない
難しいのはその前の熟慮である
得意絶頂のときこそ隙ができることを知れ
人は負けることを知りて、人より勝れり
人生に大切なことは、五文字で言えば「上を見るな」
七文字で言えば「身のほどを知れ」
愚かなことを言う者があっても、最後まで聴いてやらねばならない
でなければ、聴くに値することを言う者までもが発言をしなくなる
我がために悪しきことは、ひとのためにも悪しきぞ
己を責めて、人を責むるな
最も多くの人間を喜ばせたものが、最も大きく栄える
願いが正しければ、時至れば必ず成就する
勝って兜の緒を締めよ
滅びる原因は、自らの内にある
伊達政宗
まともでない人間の相手をまともにすることはない
大事の義は人に談合せず、一心に究めたるがよし
馳走とは旬の品をさりげなく出し、主人自ら調理して、もてなす事である
茶器を割ったのではない
自分の器量の小ささを割ったのだ
物事、小事より大事は発するものなり
油断すべからず
仁に過ぎれば弱くなる
義に過ぎれば固くなる
礼に過ぎれば諂い(へつらい)となる
智に過ぎれば嘘をつく
信に過ぎれば過ぎれば損をする
朝夕の食事はうまからずとも褒めて食ふべし
元来客の身に成れば好き嫌ひは申されまじ
わからぬ将来のことを心配しているよりも、まず自前のことをすることだ
時を移さず行うのが、勇将の本望である 早く出立せよ
織田信長
およそ勝負というものは時の運によるのであるから、前もっては計れないことである
功名は武士の本位であるといいながら、それも内容次第のことだ
仕事は探してやるものだ
自分が創り出すものだ
与えられた仕事だけをやるのは雑兵だ
理想を持ち、信念に生きよ
理想や信念を見失った者は、戦う前から負けているといえよう
そのようなものは廃人と同じだ
臆病者の目には、敵は常に大軍に見える
組織に貢献してくれるのは優秀な者よりも、
能力は並の上だが忠実な者の方だ
攻撃を一点に集約せよ。無駄な事はするな
いつの時代も変わり者が世の中を変える
異端者を受け入れる器量が武将には必要である
人は心と気を働かすことをもって良しとするものだ
用を言いつけられなかったからといって、そのまま退出するようでは役に立たない
人間の五十年の生涯は儚いものだ
死なない者は存在しない。
真田幸村
恩義を忘れ、私欲を貪り、人と呼べるか
いざとなれば損得を度外視できるその根性、
世の中に、それを持つ人間ほど怖い相手はいない
部下ほど難しい存在はない
夢をつかんだやつより、夢を追っているやつの方が時に力を発揮する
上杉謙信
戦場の働きは武士として当然のことだ。
戦場の働きばかりで知行を多く与え、人の長としてはならない。
人の上に立つ対象となるべき人間の一言は、
深き思慮を持ってなすべきだ
軽率なことは言ってはならない
死なんと戦えば生き
生きんと戦えば必ず死するものなり
上策は敵も察知す。
われ下策をとり、
死地に入って敵の後巻を起たん。
黒田官兵衛
まず自分の行状を正しくし、
理非賞罰をはっきりさせていれば、
叱ったり脅したりしなくても、
自然に威は備わるものだ
神明の罰より、主君の罰おそるべし、主君の罰より、臣下万民の罰おそるべし
戦いは考えすぎては勝機を逸する
すぐに駆け出すほどの決断が大切だ
天下に最も多きは人なり
最も少なきも人なり
※人は多くても、有能な人は少ないという意味
武芸に凝って、ひとり働くことを好むのは、匹夫の勇といって、
小心者の嗜みであり、大将の武道ではない
大切なのは不相口であって、相口の者ばかりまわりに集めたのでは、
決してその者にとっていいことではない。
不相口の者が言う異見に耳を傾けるべきだ。
最期の勝ちを得るにはどうしたらいいかを考えよ
義にありて、命を惜しむべきにあらず
俺が日頃倹約するのは、家臣に存分に取らせたいからだ
使わぬ金なら瓦や石ころにも劣る
前田利家
武門とは信義の番兵であり、人の生涯は心に富を備える為にある
人間は不遇になった時はじめて、友情のなんたるかを知るものだ
ともかく金を持てば、人も世の中もおそろしく思わぬものだ
逆に一文なしになれば、世の中もおそろしいものである
戦場に出でては、我が思うようにして、人の言うことを聞き入れぬが良し
毛利元就
一年の計は春にあり
一月の計は朔にあり
一日の計は鶏鳴にあり
謀多きは勝ち、少なきは負ける
宮本武蔵
心、常に、道を離れず
一里に達すれば万法に通ず
体の大きい者も小さい者も、心をまっすぐにして、
自分自身の条件にとらわれないようにすることが大切である
敵に先手をとられたときと、
自分から先手をとって敵にしかけたときとでは、
倍も違うものである
世間に媚びずに世間から仰がれるようになれば、
自然と自分の値打ちは世の人が決めてくれる
我、神仏を敬い、神仏を頼らず
打ち込む態勢をつくるのが先、
剣はそれに従うものだ
長宗我部元親
一芸に熟達せよ
多芸を欲張るものは巧みならず
山縣正景
戦はいつも初陣だと思え